ドミトリー・ビボルvsクレイグ・リチャーズ
試合内容
約一年半ぶりの試合。
スーパーミドル級はカネロがいるだけであれほど大盛り上がりしているんですけどね。
ライトヘビー級の地味さは…どうしたものか。
コバレフがホプキンスと戦い下からベテルビエフとビボル、グウォジクが追い上げていた頃はかなり熱い階級だったのに。
旬を逃してしまいました。
ビボルのWBAの防衛戦。
しかしこのベルト、防衛戦とは名ばかり。
戦績は17勝10KO。
リチャーズは16勝9KO1敗1分。
リチャーズは185cmとありライトヘビー級ではさほど大きいわけではありませんが、ビボルが大きくないので相対的に大きく見えます。
速いジャブで距離を取るのはリチャーズ。
距離を詰めるはビボル。
ビボルプレッシャーとスピード、時々見せる強烈なカウンターで序盤から押していきます。
しかし守備的なリチャーズを仕留めきれない。
中盤から慣れてきたリチャーズは自信を持ってビボルを迎え撃つ。
ビボルは被弾も目立ちます。
何よりも決め手がない。
後半はリチャーズのプレッシャーが上回る時間も増えてきました。
最後は普通にいい勝負になってしまいました。
UDでビボル。
感想
この日のビボルは力を込めてパンチを打っていましたのでいつも以上にパワーを感じましたが、その分パンチも食いました。
ベテルビエフなら一発が命取りです。
序盤はKOかと予想したんですが最近のビボルは同階級のコバレフやベテルビエフと比較すると致命的な決定打不足。
スーパーミドル級のカネロやべナビデスと比較しても決定打に欠く印象がどうしても毎試合残る。
ビボルは落とせるならスーパーミドル級の方が合っていそうです。
ジョー・スミスに完勝しているだけにこのまま才能を浪費するのはもったいない。
スーパーミドル級であってもこのスピードとフットワークは脅威。
日に日にカネロ贔屓になるボクシング。
上と下でここまで差が顕著になっているのはファンとしては不安を覚えますね。
https://fight-info.work/2019/03/10/ドミトリー・ビボルvsジョー・スミスjr-正統派エリ/
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