ゲナンディ・ゴロフキンvs村田諒太
国内外のメディアでで年末に向けて調整がなされていると報道されています。
ゴロフキンのラストスパート
ゴロフキンがプロクサとの試合でアメリカ上陸した2012年からもうすぐ10年が経とうとしています。
怪物の如き強さで並み居るミドル級をなぎ倒していた頃が懐かしい。
とんでもない男がミドル級にいるとゴロフキンに魅入られたファンが声を上げていました。
カザフスタンという小国のハンデを物ともせず拳のみで道を切り開きました。
しかしその男も今や39歳。
衰えは隠せません。
年齢的には引退していてもおかしくありません。
残る仕事は彼が築いた遺産を誰かに引き継ぐこと。
カネロが正式に遺産を引き継いだとは言えませんからね。
村田はゴロフキン遺産を引き継ぐことはできるか。
予想はゴロフキン有利
村田はやはり不利予想。
海外メディアではミドル級タイトルへの最短コースだと評価しているものもあります。
ミドル級王者はWBAスーパーに村田、レギュラーにララ、暫定にユーバンク、WBCはフランチャイズにカネロ、レギュラーにチャーロ。IBFにゴロフキン、WBOにアンドレイドです。
計7人。
チャンピオンのバーゲンセールとは言え良質な王者が揃っています。
アンドレイドは置いとくとして、村田が最弱と評されてもおかしくないメンツでしょうか。
ゴロフキン戦が村田不利予想になるのは妥当なところ。
とは言えゴロフキンも39歳ですからね。
これが10年前なら無謀だと言われた試合かもしれませんが今なら勝機ありです。
負けた試合もあり試合のプランを練る材料は揃っています。
ジャブをどう攻略する
ディフェンスマスターのカネロですらゴロフキンのジャブには悩まされ続けました。
ジェイコブスもジャブ一発でダメージを与えられています。
ミドル級で安定的にベルトを守り続けられる超一流どころですらゴロフキンのジャブを完全に無力化することはできませんでした。
IBF王者だったレミューもジャブで切り刻まれました。
世界ランカーレベルではゴロフキンのジャブに対処することができません。
ゴロフキンの要のジャブ。
これを潰さないと話にならない。
ゴロフキンはハイガードを無力化する技術を持っていますので、村田がこのジャブにどう対処するのかも見どころですね。
最近のゴロフキンはモデルチェンジし、フットワークも生かしてきます。
技術戦になると厳しい。
一か八かミドル級屈指のフィジカルを活かした、プラント戦で見せた重戦車のような攻撃を期待したいと思います。
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