ジョシュ・ケリーvsデイビッド・アバネシャン
試合内容
イギリスのオリンピアンケリー。
スタイルは同国のハメドをイメージさせる奔放なもの。
世界王者になればブレイク間違いなし。
10勝6KO1分。
アバネシャンは最近はカバラウスカス、ピーターソン、レジャラガなどの門番として立ちはだかっています。
戦績は26勝14KO3敗。
髪を刈り上げ髭を蓄えてイメチェンしたケリー。
精悍な風貌になりました。
サイズはケリー。
腕を下ろした構えで速い左を飛ばす。
アバネシャンはハイガードでプレッシャーをかける。
動きを見るとかなり調子が良さそう。
序盤はケリーがパワーとスピードで上回りますが力みを感じる。
アバネシャンはサイズの差をもろともせず果敢にアタック。
2回に離れ側にケリーの左フックが直撃。
アバネシャンはたたらを踏んでロープまで後退。
ケリーがこのチャンスを見送ると体勢を立て直したアバネシャンの逆襲にあって下がらされる。
ケリーは耳の辺りに出血が見られます。
この影響かケリーは打ち負け始めます。
ケリーは鋭いカウンターを見舞っていますがアバネシャンに怯む様子はなし。
後半戦も衰えを知らないアバネシャンの闘志にケリーが徐々に飲み込まれ精彩を欠いていく。
5回から打ち負け、6回に初のダウン。
再びダウンを追加されるとコーナーがタオルを投入。
感想
レジャラガに続いてケリーを門前払いしたアバネシャン。
なかなかしぶとく強豪相手に戦果を上げていますね。
アバネシャンに勝ったカバラウスカスが一蹴されていることを考えるとクロフォードの壁はかなり高いことが窺い知れます。
コメント
レイロビンソンとドローの後にこれだとケリーは一旦脱落ですかね。
ジョシュといえばケリーでしたし、派手なスタイルで注目も集め、ルックスも良いので大事に育てられていたんですが…
過保護な割にステップを焦りすぎたかも知れませんね。
まだまだ若い選手なので再起後に期待しましょう。
オリンピアンですらつまづく階級。
ウェルター級の王者は怪物ですね。