タイソン・フューリーvsデオンテイ・ワイルダー
ヘビー級混迷
7月にワイルダーとフューリーの再戦が決まりました。
3戦目ですね。
ワイルダーはノックアウト以上に痛めつけてやると豪語しています。
フューリーとイギリス史上最大とも言われたビッグファイトを画策していたジョシュア陣営はウシク陣営に狙いを定めました。
まあこれはこれで面白いのでいいんですよ。
でもね、言わせてください。
もっと早くワイルダーvsジョシュアをやっておくべきだった。
ジョシュアがルイズに、ワイルダーがフューリーに負ける前ならば。
無敗神話をファンに売るならあの時だったのに。
ボクシング界は大損こいたようにしか思えない。
米英のヘビー級、4団体統一。
こんなチャンスはまたとない。
気がつけばいつもの再戦ビジネス。
決着はついただろうに。
フューリーとジョシュアの試合の値段を釣り上げるつもりなのかもしれないがジョシュアがこけないとも言い切れない。
売り時が難しいのは分かるが、パッキャオ-メイウェザーのように温めて温めて腐ってしまうことだけはファンとしては避けてほしい。
誰がなんと言おうが私にとっては無敗の神がかったワイルダーとジョシュアの試合が至高だったのだ。
伏兵ウシク
こうなったらウシクにヘビー級をかき回してもらおう。
現状は大男だけが闊歩するリングになってしまっている。
まずはジョシュアだ。
ルイズに負けてからのジョシュアは怖さは減ったが手強さが増した。
ジョシュアの超人的な運動能力であのアウトボクシングは卑怯だ。
しかしそれでもウシクのスピードに対抗できそうなフューリー、一発で何もかも終わらせるワイルダーよりは見応えがありそうだ。
フューリーに振られたジョシュアは指名挑戦者のウシクとの試合を目指している。
クルーザー級とヘビー級の4団体統一王者。
前人未到の偉業であり、パッキャオといったレジェンドと同列に語れるボクシング界の大きな遺産になる。
コメント
ルイズに敗けるなどとは誰も思いませんでしたが、復帰戦で更に価値を下げましたね。
ジョシュアがパーフェクトレコードだった事など無かったかのようです。
しかし、仮に敗けていなかったとしても、カネロに見放されるマッチメイクしか出来ないDAZNでは、安全策を取り続けワイルダーかジョシュアいずれかの旬は逃していたでしょう。