ケル・ブルックvsアミア・カーン
試合内容
この組み合わせはずっと前から言われていたもの。
当時今ほどネームバリューのないブルックとの試合をカーンが旨味のない試合だと一蹴していましたが両者がカネロ、ゴロフキン、クロフォードへの負けを経験し一定の強さとネームバリューを証明したことで実現しました。
英国ビッグマッチ。
ブルックは39勝29KO3敗。
カーンは34勝21KO5敗。
どちらも信じがたいキャリアを歩んできました。
初回、両者ともにグッドシェイプ。
舌戦に違わぬ激しい試合を展開。
カーンはハンドスピードでブルックを脅かす。
しかしブルックのパワーが優勢。初回から効かせました。
カーンのアドバンテージはスピードですがブルックもこの階級でのスピードは突出しています。普通のウェルター級と比較して大きな差がない。
一方でブルックはパワーがありカーンは打たれ弱い。
初回で趨勢は決定しました。
二回以降はブルックの狩り。
カーンはリングを大きく使ってブルックのプレッシャーを躱していますが一発の説得力が違う。
カーンは時折鋭いパンチで会場を沸かせることができます。
しかし如何とも詩型いパワー差、耐久力差。
5回には滅多打ちにあうカーン。
6回には防戦一方を見かねたレフェリーが試合をストップ
感想
もしもこの試合がファンの間で囁かれたゴロフキン戦の前に実現していたら…
ブルックは今でもウェルター級の王者だったのではないでしょうか。
そう思えてしまう選手。
もしカーンの顎が強ければ。
スーパーライト級からウェルター級辺りでPFP級の選手になっていたのかも…
ifの世界を見てみたくなる選手達。
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