ジャメール・チャーロvsブライアン・カスターニョ
試合内容
初戦で議論の起こる引き分け。
決着をつけるべく再戦が設定された4団体統一戦。
カスターニョ、チャーロ共に統一王者にふさわしい実力者です。
チャーロは34勝18KO1敗1分。
カスターニョは17勝12KO1分。
初回からKOパンチの応酬。
カスターニョはジリジリとハイガードで詰め寄り、チャーロはシャープなパンチをガードの上へ打ち込んでいく。
この日のチャーロはカウンター戦法。
カスターニョの出鼻にパンチ合わせていきます。
3回からカスターニョはペースアップ。
チャーロはロープ伝いにカスターニョのプレッシャーを躱しカウンターを狙う。
ラウンドを追うごとにカスターニョのプレッシャーと手数が効きはじめチャーロの切れ味が鈍ってきました。
ペースを奪えそうだがチャーロのカウンターは要所要所でカスターニョの勢いを寸断。
中盤からお互いに危険なパンチを交換し合う。
終盤、消耗が見え始めたのはカスターニョだが劣勢を挽回しようと猛攻。
チャーロは疲労しているがパンチは鋭い。
パンチの的確さの差が出始めたか。
10回に猛攻をかけるカスターニョに再三ヒットしていたチャーロの左フックがヒットすると力なく崩れ落ちたカスターニョ。
この一撃でというよりはこれまでのダメージは噴出したような倒れ方。
再開後にチャーロが猛獣並みの追撃を加えるとカスターニョは前のめりにマットに突っ伏してレフェリーストップ。
感想
年間最高試合候補。
PBC枠だけなら確定ではないでしょうか。
超ハイレベルな試合と劇的な幕切れ。
チャーロの評価はさらに高まりカスターニョも強さをアピールし評価を落とす試合ではありませんでした。
勝者は試合を見たファンですね。
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