井上がドネアのベルトを吸収。
リゴンドーは目を怪我。
井上の独走で面白みには欠けるか。
井上独走
バンタム級
52.163 – 53.524kg
1位 井上尚弥
23勝20KO
165cm
26歳
KO率84%
圧巻のドネア戦。
それまでにドネアはウバーリ、ガバリョを簡単に粉砕していますから井上の強さはただ事ではありません。
PFPのトップ争いに王手。
次のバトラーに負ける姿は想像できません。
バンタム級に留まっても後1戦。
井上ファンの興味はバンタム級を離れ、スーパーバンタム級のアフマダリエフ、フルトンとの対決へ移っています。
ドネアがスーパーフェザー級でも戦えたことを考慮すると、ドネアを乗り越えた井上ならフェザー級まで十分狙えるでしょう。
2位 ノニト・ドネア
41勝27KO7敗
170cm
36歳
KO率56%
まだ続けるような発言をしていますドネア。
WBSSの井上戦から、この間の井上戦まで年齢を感じさせないパフォーマンスを見せていました。
スーパーフライ級で戦う可能性も示唆されており、まだ目が離せません。
なぜなら、スーパーフライ級には日本の井岡、中谷に加えて次世代の軽量級スタート目されるロドリゲスがいます。
ドネア参戦ならまた盛り上がります。
4位 ノルディーヌ・ウバーリ
17勝12ko1敗
161cm
33歳
KO率70%
アマキャリアが豊富なサウスポーのテクニシャン。
ウォーレンを退けました。
パワー、スピード、スキル全て高水準でKO率も高い。
ドネアに簡単に粉砕されているとはいえ井上拓真に勝っていますし、カシメロが勝てるとも断言しにくい。
しかしながらリゴンドーや井上に勝つのは難しそう。
ここが限界な気がしますねウバーリ。
門番としてガバリョをテストしてほしい。
5位 ジョンリエル・カシメロ
29勝20KO4敗
30歳
フィリピン
163cm
KO率60%
ゾラニ・テテをKOしました。
KO率60%は高い数値ですが、それ以上のパワーを感じます。
テテ戦もワンパンチで試合の結果を決めてしまうようなハードパンチでした。
フィリピン人のKO率は総じて当てになりません。
ただパンチだけならよくいるフィリピン人ですが、カシメロはディフェンスもよく、攻撃時以外は大きく崩れません。
6位 レイマート・ガバリョ
22勝19KO
168cm
23歳
KO率83%
フィリピンを代表する選手になりそうな男です。
半端じゃない躍動感。
精密さでは井上尚弥に劣りそうですが、パワーだけなら上回っているんじゃないかとさえ思います。
豪快極まりない踏み込みで相手が萎縮してしまいます。
7位 ゾラニ・テテ
28勝21KO4敗
175cm
32歳
KO率65%
長身の左構えから繰り出す鋭い左のストレートを武器としている選手です。
カシメロ戦も速い前後のフットワークと左ストレートの打ち分けでいい感じでアウトボクシングしていました。
しかし少し気を抜いて足を止めた瞬間にカシメロの強打を浴びて撃沈されてしまいました。
この感じだとドネアやガバリョの力技にKOされるイメージがどうしても湧いてしまうのでランクダウン。
8位 エマニュエル・ロドリゲス
19勝12KO1敗
168cm
27歳
168cm
KO率60%
井上に捻られましたが、初回の動きはやっぱり普通じゃなかった。
スピードやタイミングは抜群なのできっと再び王者になれる選手です。
懸念はパワー。
ガバリョやドネアのようなハードパンチャーには力でねじ伏せられるイメージがどうしても湧いてしまいます。
6位 ポール・バトラー
34勝15KO2敗
168cm
33歳
KO率41%
テテにKO負け、ロドリゲスに判定負け。
王座体幹の試合もジョナス・スルタン。
残るベルトを持つ選手だから注目されていますが、井上からすれば序盤KOが当たり前の相手。
テテ、ロドリゲス以外のガバリョ、カシメロと比較しても一段落ちる。
コメント
皮肉な事に、現在バンタム級のキャスティングボードを握っているのはリゴンドーです。(と私は思っています)
井上は相手不在で待機状態。
ドネアとの再戦も、勝てば現状維持、負けてもラバーマッチで立場が入れ替わるだけでしょう。
ドネアも統一狙いなら井上同様です。
カシメロは勝てば今度は観客付きの井上戦、半年前に戻るだけです。
ですが、リゴンドーが勝った場合だけは次戦以降の動きが全く読めません。
トップランクがリゴンドーを飲むか、ドネアが再戦を受けるか、カシメロ2か、内容次第では王座を持ったまま干される最悪のケースも…
まぁリゴンドー抜きでシナリオが完結していると言った方が正しいかも知れませんね。